不動明王を本尊として、その前に壇を設け、護摩木という特別な薪をたいて、 諸々の願いを成就することを不動明王に祈る真言密教の秘法です。 護摩の火は不動明王の智慧を象徴し、薪は煩悩を表しています。 儀式を通じて、薪と言う煩悩(むさぼり、怒り、愚かさ)を 不動明王の智慧の炎で焼き尽くし、願望を清め、信徒の願いが すみやかに成就するよう祈ります

◇ 護摩札 (ごまふだ) とは、

護摩札

お導師様が、信徒の御名前と願意がしるされた札を、お護摩の炎にあてて祈祷いたします。この祈祷後に授けられる札が護摩札です。 護摩札は、不動明王のご分身・ご分霊となります。

護摩札は不動明王のご霊徳が宿っております。粗末にならないように、できましたら家庭内の目線より上の高さ、皆様お集まりになる清浄な場所にお祀りください。(神棚・仏壇・床の間など)。お札が汚れやすい場所や水回りなどは避けた方がよろしいでしょう。 しかし、一番大切なのはお参りした時の気持ちを忘れないことです。 毎日、不動明王のご分身である護摩札に手を合わせ、感謝の気持ちを持ち、ご利益をお受け下さい。

護摩札は、願いが成就されたとき、また、一年も経って古くなったときは、境内の「納札所」へお納めください。一年間守っていただいた、また、お願い事を叶えてくださった御本尊様(不動明王)への御礼の意味もありますので、どうぞ釋蔵院に足をお運びください。

護摩札 大(長さ46p)7千円 : 中(長さ37cm)5千円 : 小(長さ27p)3千円


護摩木

◇ 護摩木 (ごまき) とは、

護摩祈祷時に使われる特別な薪です。 不動明王を表す梵字の下に皆さまのお願い事とお名前を書いていただき、 「護摩木入れ」にお入れ下さい。お預かりしました護摩木は、お導師様が、護摩の炉中に投入し、お願い事の達成を祈願いたします。
護摩修行