平成20年5月30日付けで、「釈蔵院文書」が市原市指定文化財に指定されました。現時点では、保存上、非公開となっております。「釈蔵院文書」は、寺に伝来する、戦国時代・永正10年(1513)から明治元年(1868) にいたる208通の古文書と包み紙などからなります。主な内容は印信(新義真言宗の内部で、阿闍梨が秘法を伝授した証として弟子に授与する書き物)や、徳川幕府から給付された朱印状などです。これらの古文書は、千葉大学佐藤博信教授による平成15年の調査によって、判明しました。
境内の様子
「なんじゃもんじゃの木」 学名 ・ シナノキ科菩提樹
6月に咲く花は、お香のようなとても上品な香りがします。
秋には、珍しい実がなります。細い葉の中央から一本の房が伸び、葉が散ると実が重しとなって、竹トンボの様に回りながら落ちていきます。実は、数珠にもなります。
「弘法大師の命名とされる民話」
昔、村にめずらしい木があったが誰もその名を知る人がいなかった。ある日、大師がこの地をお通りになると聞いた村人は、大師様ならこの木を存じあげているだろうと考えた。お待ちしてその名を尋ねるとさすがの大師様もわからず、しきりに口の中で「ナンジャろうか、どんなモンジャろうか」とつぶやいた。これを聞いた村人は、「はぁ、ナンジャモンジャですか」とうなずき、その木を「ナンジャモンジャ」と言うようになったとか。